こんにちは、リトルグローブです。
映画監督ってすごく好きなんです。
映画も好きでよく調べますが、監督のことも調べます。
知れば知るほどに好きになります。
本日も、お気に入り監督の特集といきたいと思います。
Robert Wise
ロバート・ワイズ
兄のデヴィッドがRKO社で働いていた縁で、同社へ入社。
雑務から編集者へと昇進し、「市民ケーン」などの編集を担当。
44年、「キャット・ピープルの呪い」で監督デビューし、49年の「罠」でカンヌ映画祭国際批評家連盟賞を受賞。
61年の「ウエスト・サイド物語」と65年の「サウンド・オブ・ミュージック」で2度のアカデミー監督賞を受賞し作品賞も受賞。
ロバート・ワイズ。誰しも「ウエスト・サイド物語」と「サウンド・オブ・ミュージック」を思い出すのではないでしょうか?
それほど、有名な作品ですよね。
リトルグローブも「サウンド・オブ・ミュージック」に惚れ込んだ一人で、初めてビデオでみたときの感動は大きかったです。
ここから僕の映画への興味が数十倍にも膨れ上がったといっても過言ではないかもしれません。
「ウエスト・サイド物語」と「サウンド・オブ・ミュージック」は、それぞれがミュージカル映画史上の1位2位を争うほどの傑作ですが、この2本があるためか、ワイズはミュージカル映画の監督と思われることがあります。
しかし、ワイズはあらゆるジャンルに長けた才能を持っていました。
デビュー当初はホラー作家、それから西部劇、戦争映画、ボクシング、サスペンス、SFなど、ジャンルはお構いなしに何でも撮ります。
それゆえにキャリアも長いですが、どのジャンルでも決定的な名作を残していることには頭が下がりますね。
多方面の才能に長けた人物だったのだと思います。
鐘は鳴らさなければ鐘ではない。
歌は歌わなければ歌ではない。
愛もまた、人に与えるまで愛ではない。
愛は心に秘めておくために与えられたのではないのだから。
(「サウンド・オブ・ミュージック」より)
ヴィム・ヴェンダース(Wim Wenders, 1945年8月14日 - )は、ドイツ生まれの映画監督。
ミュンヘン大学在学中に何本か短編映画を作り、卒業製作で「都会の夏」を発表。
その後ニコラス・レイ監督のアシスタントを務め、「ゴールキーパーの不安」、「まわり道」などを発表。
77年の「アメリカの友人」がヒットを収めると、彼を評価したコッポラが「ハメット」の監督に抜擢。
だが、ハリウッドのやり方やコッポラと折りがあわず、作品は失敗。
84年の「パリ・テキサス」でロードムービーを代表する映像作家として評判となり、87年の「ベルリン・天使の詩」で独特の映像感覚を発揮しました。
ヴィム・ヴェンダース監督は日本でも熱烈なファンを獲得しています。
興味深いことに、リトルグローブのまわりでは、特に20代後半から30代にかけての映画ファンのほとんどが、好きな映画監督にヴェンダースの名前をあげています。
それだけ作品に何か心に訴えかけるものがあるのでしょう。
彼は昔から大の映画&音楽&ゲーム愛好家で、毎日名作を観たり、ロックン・ロールを聞きまくったり、ゲームセンターに入り浸っていたそうです。
彼の後の映画には、そういった青年時代の趣味が愛情となって反映することになります。
彼がやがて映画賛歌「ことの次第」(ベネチア映画祭金獅子賞)に到達するのも当然の成り行きだったのかもしれません。
ヴェンダースといえば、ロードムービー。
彼は世界各地を移動し、様々な映像を捉え続けました。
デビュー当時は「都会のアリス」、「まわり道」、「さすらい」と立て続けにロードムービーの金字塔を打ち立て、各国の映画祭で高く評価されました。
ヴェンダース作品には異色作が多いんですね。
日本文化の変な一面にスポットを当てた「東京画」、ファッションデザイナー山本耀司とコンタクトを取った「都市とモードのビデオノート」、ハイビジョンを駆使して国際俳優が勢揃いしたSF「夢の涯てまでも」といった野心的な映画などなど。
彼の生き様、映画に取り組む姿勢には敬服してしまいます。
これはまさにニュー・ジャーマン・シネマの担い手と呼ぶにふさわしい人。
熱心なファンに見守られているヴェンダース。
これからの活躍にも大いに期待です。
映画の素晴らしさは勿論、もう一つ、リトルグローブが感動するのはアレハンドロが、いろんな悩みを抱えてやってくる人々にもう何十年も前から、無料でタロットリーディングをしている事です。
彼のポリシーは、未来を読む占いをしない(当人に自分の人生の責任を持たせる)、無料である事(神聖なタロットで商売をしない)、こうしなさいああしなさいなどのアドバイスを与えない(相手に対してパワーを持つ事を避ける)事です。
ホドロフスキー流タロットは、秘義でも占いでもない。
引き抜かれたカードを通じて、現在まさにここにある隠された心理を読みつつ解決の糸口をあらゆる角度から探る事です。
彼流に言えば、タロットはアートなのです。